花の回廊(はなのかいろう)
所在地:
京都市左京区
三条大橋〜
東山区七条大橋(
鴨川左岸)
地図情報
鴨川東岸の
三条通から七条間
延長:2.3km
事業者:
京都府(京都土木事務所)
設計期間:1992年(皇紀2652)平成4年〜1999年(皇紀2659)平成11年
花の回廊は、鴨川左岸のシダレザクラやモミジなど、四季折々の花や木を眺められる散策路
俳句や短歌を詠んだ歌碑・記念碑も建つ
【花の回廊の経緯】
【環境整備】
鴨川が創り出す景観の骨格を維持し、歴史的な景観を継承するとともに、自己主張をおさえたデザインとされる
低水部に緑をとり入れる緑化舗石の設置、二段護岸、高水護岸天端のラウンディングなど、
構造物の見えかかりをおさえて緑による柔らかな景観を創出することが試みられている
公募された和歌や俳句の石碑が建てられる
<花の回廊>
それまで植えられていた樹木も生かされ、
シダレザクラ・モミジ・ヤナギ・ユキヤナギ・コムラサキシキブ・ツツジ・ドウダンツツジ・ヤマブキなどの樹木が植栽される
四季を通じて草花が楽しめる散歩道とされる
<花の回廊完成記念碑>
三条大橋東詰めに立てられている
中央の記念碑の左の特選俳句
「かもがわに どこからきたの ゆりかもめ」
選者の評「幼な子の素直な問いかけがとてもやさしく、自然と子供の触れ合いが微笑ましい」
右側の特選短歌
「我が心 きよめ流るる 鴨川は 優しき母の まなざしに似て」
選者の評「比喩がやさしく、心を打つ情緒がある。鴨川の悠久の流れが京都の歴史を母のように包み込む様子がよく歌われている」
入選短歌
「かめいしを みんなでとんだ ふゆのあさ はくいきしろく やままでしろい」
選者の評「子供らしさにあふれ、愛らしい元気な子供たちの姿が思い浮かび、楽しいイメージを得た」
<「京 ゆたかなもの 雅」>
京都鴨川ライオンズクラブの結成40周年を記念したオブジェ
半木の道や花の回廊に紅しだれ桜の植樹をしている
オブジェは蕾をイメージしているという
<出雲の阿国像>
四条大橋東詰北側に立てられている
遊女歌舞伎を興行した
出雲阿国の像
【イベント】
<鴨川さくらまつり>
毎年4月初旬
サクラ約550本が植えられており、サクラ並木がライトアップされる
<東山花灯路>
毎年3月上旬に、対岸の西岸で行われている
【アクセス】
京阪電車 三条駅・祇園四条駅・清水五条駅・七条駅