佛陀寺(仏陀寺)(ぶっだじ)は、相国寺の東、寺町通に並ぶ寺院の一つ
朱雀天皇・村上天皇を開基とする勅願所だったところ
<本堂>
<地蔵堂>
山門左手にあり、王城地祭地蔵が祀られている
洛陽四十八願所地蔵尊の一つ
<木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)>
本堂に祀られている本尊
平安時代末期の寄木造
高さ84.7cm、温和で端正な雰囲気を持つ定朝様式
上品中生の説法印を結んでいる珍しいもの
<王城地祭地蔵尊>
朱雀天皇の守護仏
洛陽四十八願所地蔵尊
江戸時代中期
僧 宝山が、洛外の六地蔵以外で、市内の四十八カ寺の地蔵尊を選んでできた
もとは王城守護のために祀られたものといわれ、裳の結び目が腹帯に見えることから安産守護の信仰も得ている
<鎧観音菩薩像>
本尊の脇侍
村上天皇の守護仏
<御詠歌>
すべらぎの 花の都を まもらんと 立つる誓いの いとも妙なる