大心院(だいしんいん)(DaishinIn) 京都通メンバ
所在地:京都市右京区花園妙心寺   卍地図情報卍

臨済宗大本山 妙心寺塔頭
龍泉派

山号:正法山(しょうほうざん)

本尊:十一面観音菩薩

創建:1492年(皇紀2152)明応元年頃

開基:管領 細川政元(ほそかわまさもと)

開山:妙心寺10世 景川宗隆(けいせんそうりゅう)

中興の祖:材岳宗佐(ざいがくそうさ)(妙心寺54世)

 大心院(だいしんいん)は、JR嵯峨野線 花園駅の北にある臨済宗 大本山 妙心寺龍泉派の塔頭

 妙心寺境内の中央部、主要伽藍の東側にあり、雑華院の南側、東海庵の東向いにある

 宿坊が併設されており宿泊ができる

【大心院の歴史・経緯】




【大心院の伽藍】

 <山門>
 塔頭 龍泉庵から移されたといわれる

 <本堂>
 1634年(皇紀2294)寛永11年の建立
 玄関には、左甚五郎作といわれる彫刻がある

 <阿吽庭(あうんてい)>
 方丈東庭、書院の前にある築山式枯山水庭園
 東西に長い長方形で、東南部分に築山があり、スギゴケで覆われている
 白砂・5色の17個の伏石・苔で、が天に昇ろうとする姿を表している
 東の苔地の低い築山に三尊手法による石組みを中心にして、左右に数個の自然石が置かれ、
 築山の下部は州浜形の曲線によって白砂面を変化させている
 百日紅が植栽されている

 昭和時代
 中根金作による作庭


 <切石の庭>
 本堂の南庭
 玄関から続く枯山水庭園
 苔地と白砂の州浜型の地割があり、白砂には二列の長形の石が一直線に置かれている
 中央に牡丹(ボタン)などの花壇がある


 <祖堂>
 1666年(皇紀2326)寛文6年の建立
 2003年(皇紀2663)平成15年
 妙心寺に売却されていたが、返却された

 <祖塔(微笑塔)>
 妙心寺発祥の地である玉鳳院の開山 無相大師のもの

 <阿吽洞(あうんどう)>
 1949年(皇紀2609)昭和24年
 彫刻家 佐藤玄々が、大心院に移り、アトリエとして用いていた


 <キリシマツツジ
 樹齢360年から400年の古木が2株ある
 樹高は約4m、直径約2m、4月末に真紅の花をつける
 1634年(皇紀2294)寛永11年
 本堂建築のときに中庭に植えられたもの

 <五葉松
 樹齢350年から400年の古木が2株ある


 <宿坊>
 末寺の僧や、行脚の雲水の旦過寮(たんがりょう)になっている
 旦過とは、夕刻に宿坊に到着し、旦(あした)まで過ごす意味
 夜には本格的な精進料理がいただける


【大心院の寺宝】

 <絹本着色「羅漢図」(重要文化財)>
 鎌倉時代の李龍眠の筆
 尊者が蓮台上に仏牙を持ち、曲彔(きょくろく)に座っている
 耳朶(みみふたぶ)に三鈷杵を付け、獅子が口に牡丹の花枝をくわえている

 <「白衣観音」>
 友清の筆

 <「中国故事人物図」(旧国宝)>
 小栗宗丹の筆

【大心院へのアクセス】

 市バス 妙心寺・妙心寺北門 徒歩約5分
 京都バス 妙心寺・妙心寺北門 徒歩約5分
 JR山陰本線(嵯峨野線) 花園駅 北へ徒歩約15分
 嵐電 北野線 妙心寺 南へ徒歩約10分

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