曇華院(どんげいん)は、嵐電沿線の嵯峨野太秦の地、鹿王院の隣にある寺院
智泉尼(順徳天皇の曾孫)が創建した尼寺五山の通玄寺の東庵だったところ
京都にある7つの尼門跡寺院のうち、大聖寺門跡、宝鏡寺門跡に次ぎ、三番目の寺格に列せられる
歴代皇女ゆかりの、御所人形や遊戯具が数多く展示されている
<おたやんさん>
三折人形
江戸時代末期
皇女 和宮親子内親王が江戸幕府第14代将軍 徳川家茂へ御降嫁されるときに作られたもの
極端にお多福顔に作るように言われたが、気に入らず7度ほど作り直されたといわれる
後に、孝明天皇の女官によって曇華院に納められた
<次郎左衛門雛(じろうさえもんびな)>
丸い頭の次郎左衛門頭、現存する最古の次郎左衛門雛といわれる
男雛は、狩衣風の装束で、女雛は、小袖姿
手先は作られていない簡素な作り
江戸時代前期
1671年(皇紀2331)寛文11年
後西天皇内親王 大成宮が、曇華院に入寺されるときに持ってこられたもの
<貝合せ・貝桶>
後西天皇より拝領したもの
<嵯峨愛宕道中双六>
<伊賀道中双六>
<襖絵 琴棋書画図>
鶴沢探索の筆
<水墨画「弾琴図」および「四愛図」>
山口雪渓の筆