円勝寺(えんしょうじ)(EnsyouJi) 京都通メンバ
円勝寺跡

所在地:京都市左京区岡崎成勝寺町 岡崎公園   卍地図情報卍

天台宗の寺院

六勝寺:4番目

建立:1128年(皇紀1788)大治3年

御願鳥羽天皇 中宮 待賢門院璋子

 円勝寺(えんしょうじ)は、平安時代末期の院政期に、天皇・中宮の発願で白河(現在の岡崎)の地に建立された六勝寺の一つ

 鳥羽天皇 中宮 待賢門院璋子の勅願寺

 現在の京都市美術館付近に建立され、円勝寺発掘調査記念碑が置かれている

【円勝寺の歴史・経緯】

【円勝寺】

 天台宗の寺院

 現在の京都市美術館付近の一町四方の敷地があった

 3つの塔が横一列に並んでいた

 一般の御願寺の中心伽藍は阿弥陀堂だったが、
 円勝寺も、他の六勝寺と同様に、中心伽藍として金堂が建立されていた
 このため、5代の天皇が在位中に建立開始された「五勝寺」に、円勝寺をくわえて「六勝寺」と称される


【円勝寺発掘調査記念碑】

 <円勝寺発掘調査記念碑>
 二条通岡崎通の交差点南西の岡崎公園の角に置かれている

 (記文)
 武家の時代を迎えようとしていた平安時代の後期(11世紀〜12世紀)には
白河、鳥羽、後白河各上皇が、鴨川の東、白河の地に皇室関係の御所や寺院を設けて政治を行った。
 この白河、今の岡崎一帯は洛南、鳥羽と並んで院政時代の要地となり、
法勝、尊勝、最勝、円勝、成勝、延勝の諸寺いわゆる六勝寺が造営された。
 図示した各寺院の推定位置は福山敏男博士の案である。
 延勝寺は疎水の西外に推定されるので図示していない。
 1970年夏に円勝寺発掘調査団の手で調査がおこなわれ、
平安後期の古瓦多数と、下層からは弥生式土器、土師器等を発見した。

【その他】

 <六勝寺
 平安時代後期の院政の時期
 天皇・中宮の在任中の発願によって、鴨川東岸の白河の地に建てられた6つの御願寺
 いずれも「勝」の字が付くため、この6ヶ寺をあわせて「六勝寺」と総称される

【アクセス】

 市バス 岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前 あるいは 岡崎公園 美術館・平安神宮前 すぐ
 市バス 東山二条・岡崎公園口 徒歩約5分
 地下鉄 東西線 東山駅 徒歩約10分

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