福應寺(ふくおうじ)は、山科の西部、国道1号から大石道を北に上がったところにある寺院
平安時代初期の歌僧・六歌仙の一人 遍昭僧正により開山される
<本堂>
本尊 阿弥陀如来が祀られている
右脇壇に、一光三尊の善光寺如来、高祖 光明善導大師、元祖 円光大師 法然上人像が安置されている
左脇壇に、開山 遍昭僧正像、歴代住持の位牌が安置されている
本堂の前廊下には、賓頭盧尊者が安置されている
<鐘楼>
1718年(皇紀2378)享保3年
現在の鐘楼が建立される
<梵鐘>
平安時代初期のもの
開山 遍昭僧正像の銘が記されている
1937年(皇紀2597)昭和12年 18世 亮賢により修復されている
第2次世界大戦で金属供出されたが、銘があったことから残され返却された
<地蔵堂>
安置されている地蔵菩薩は、腹部が少し膨らんでいて、子授け祈願・子宝祈願、子供の健やかな育成祈願にご利益があるといわれる
<歌碑>
地蔵堂の前にある
「恋しくは たつねきてみよ 福應寺 小松重盛 山しなの里」が立つ
<梅林園>
山門の右側にある
<聖観世音菩薩立像>
梅林園に立っている
<地蔵菩薩>
平重盛が、福應寺に帰依して寄進した念持仏といわれる
かつて、平重盛の別邸(後の正林寺)から遷されたといわれる
腹部が少し膨らんでいて、子授け祈願・子宝祈願、子供の健やかな育成祈願にご利益があるといわれる
<春彼岸> 春分の日
<水子供養> 8月第一日曜日
<墓総回向> 8月8日
<施餓鬼会> 8月15日
<秋彼岸> 秋分の日
<除夜の鐘> 12月31日
<地名「講田町(こうだちょう)」>
天台宗の教義に深く精通し、和歌にも優れた六歌仙の一人 遍昭僧正が、
この地に、多くの僧を集めて講義を行っていたことにちなむといわれる
<遍昭僧正>
福應寺を開山した平安時代初期の歌僧、六歌仙の一人
北花山には、開山した元慶寺と創建した鎮守社 六所神社・お墓がある