不思議不動院(ふしぎふどういん)(FushigiFudouIn)

所在地:京都市北区衣笠赤阪町   卍地図情報卍

真言宗の単立寺院

山号:大北山
寺号:大宝寺

本尊:不動明王

開山:酒井圓心(さかいえんしん)

通称:不思議之谷のお不動さん

 不思議不動院(ふしぎふどういん)は、左大文字の麓、金閣寺の西側の衣笠山北麓、大北山の東麓にある寺院

 かぼちゃ大師と称される弘法大師も祀られている

【不思議不動院の歴史・経緯】



【不思議不動院の伽藍】

 <本堂(護摩堂)>
 本尊 不動明王坐像、右側に弘法大師、左側に宇賀神が安置されている

 <天門院>
 釈迦如来、脇侍に延命地蔵菩薩が安置されている

 <かぼちゃ大師堂>
 「かぼちゃ大師」と称される弘法大師像が安置されている
 創建当時のお堂
 初代住職 酒井圓心が、不眠・断食・滝修業を満願したとき、お供えの南瓜をいただいたのが由来

 <石像 天将不動尊>
 右手に利剣、左手に羂索を持ち、天衣の端を背面に垂らした「聖なる畏れ」の姿で、降魔招福の相の珍しい尊像
 インドの芸術家が彫刻したものといわれる
 骨の病気にご利益があるといわれ、治してほしい体の部分をなでて祈願する

 <石像 一言必救地蔵尊>

 <稲荷社>
 祭神:白玉大神、宝山初王丸

 <木像 一光開眼地蔵菩薩(いっこうかいげんじぞうぼさつ)>
 山城国葛野郡の盲目の青年が日夜念仏を唱え、一刀彫りで刻んだもの
 あらゆる目の病平癒、心の病平癒などにご利益がある

 <一念必救子授け地蔵菩薩>

 <金毘羅宮>

 <吉太郎大明神>
 「おくろさん」とも称される大日如来
 ご神体は狸像で、 酒徳利を下げている
 四国のおくろさんを勧請したもの
 酒絶ち、勝負事絶ちのご利益があり、酒徳利を供えて祈願する

 <扇滝>
 滝修行が行われていた

 <竹林>


【境外社】

 <天龍神大神社
 不思議不動院から通りの向かい側に祀られている
 龍神の棲むといわれる心字池(しんじいけ)がある


 <お狐稲荷社
 不思議不動院の奥の院
 大北山(お狐山)の山中にある
 お狐稲荷大明神、水子子守地蔵菩薩尊、豊川稲荷社や多くのお地蔵さんが祀られている



【不思議不動院の寺宝】

 <木造 弘法大師像>
 大師堂に祀られている
 「かぼちゃ大師」と称される弘法大師の木像
 一木造、像高約50cm

【不思議不動院の祭事】

 <護摩祈祷>  1月元日から3日

 <初護摩鏡開き>
 1月6日
 お餅が接待される

 <節分会>
 2月3日
 厄除け・無病息災護摩供養が行われ、みあずき粥が接待される

 <春季彼岸大法要養>
 3月彼岸中の日曜日
 先祖、水子塔婆、施餓鬼供養が行われる
 ぼたもちが接待される

 <春期柴燈大護摩大法要>
 5月第2曜日
 子ども行者行列が行われる

 <不思議不動妙法秘法>
 7月土用の丑の日
 土生姜灸、癇虫取りが行われる

 <御精霊迎> 8月8日から13日
 <地蔵盆・万灯会> 8月16日

 <秋季彼岸大法要>
 9月彼岸中の日曜日
 先祖、水子塔婆、施餓鬼供養が行われる
 おはぎが接待される

 <秋季柴燈大護摩大法要>
 11月第2日曜日
 子ども行者行列が行われる

 <天龍大神お火焚祭・天満書奉納>
 12月1日

 <かぼちゃ大師供養>
 毎年12月の冬至の日
 参拝者に、北海道産のくりかぼちゃ150個を甘く煮立てたかぼちゃが振舞われる

 <御霊大護摩> 12月31日

【不思議不動院へのアクセス】

 市バス わら天神前で、M1号系統 原谷行きに乗り換え 衣笠氷室町 すぐ
 市バス 金閣寺道 徒歩約20分

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