願王寺(がんおうじ)(GanouJi) 京都通メンバ
所在地:京都市右京区花園木辻南町   卍地図情報卍

臨済宗妙心寺派の寺院

山号:宝沢山
院号:松樹院

本尊:地蔵菩薩

創建:平安時代後期

開基:源義経

通称:かどで地蔵

ご利益:宿願成就、旅行安全

 願王寺(がんおうじ)は、JR山陰本線(嵯峨野線)の北側、花園駅と円町駅との中間程、住宅地の奥まった路地にある

 妙心寺の南東、妙心寺道に面して道標が立っている

 金売り吉次の別宅だったところで源義経ゆかりの「かどで地蔵」が祀られている

【願王寺の歴史・経緯】





【願王寺の伽藍】

 <地蔵堂>
 住宅地の奥まった路地にある

 <道標>
 「義経かどで地蔵尊」「南 願王寺」
 妙心寺道に面して立っている

【願王寺の寺宝】

 <かどで地蔵>
 金売り吉次の守り本尊だった地蔵菩薩
 源義経が奥州への旅の安全を祈願し、源家が繫栄したことから崇敬されてきている
 宿願成就、旅行安全のご利益があるといわれる

【その他】

 <金売り吉次と源義経の故事>
 「宝沢山松樹院願王寺地蔵堂略縁起」などによると
 平安時代後期
 奥州で採取された金を都に持ってきて取引をしていた商人の別宅が、この地にあったといわれ、
この辺りの地名「木辻(きつじ)」にちなんで「金売り吉次」と称されていた
 金売り吉次の邸宅に、牛若丸(源義経)が身を寄せたといわれる
 吉次は、牛若丸に自分の守り本尊であった地蔵菩薩に、宿願を成就させんことを祈願するよう勧める
 吉次は、牛若丸を、奥州平泉の藤原秀衡(ふじわらのひでひら)のもとへ連れていくこととし、
牛若丸と吉次は、奥州への旅立ちに際して、その長途の安全を祈願する
 源義経は、その宿願成就したことで、この地に地蔵堂を建立したといわれる

【アクセス】

 市バス 西ノ京馬代町 徒歩約5分
 JR山陰本線(嵯峨野線) 花園駅 徒歩約10分
 JR山陰本線(嵯峨野線) 円町駅 徒歩約10分

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