源光庵(げんこうあん)は、北区鷹峯にある寺院
10月の紫苑(しおん)、薄(ススキ)の名所、秋には紅葉の名所
<本堂>
本尊 釈迦如来や霊芝観世音像が安置されている
丸窓の「悟りの窓」、角窓の「迷いの窓」が並び、仏教の真理が表わされている
1694年(皇紀2354)元禄7年
曹洞宗に改宗されたときに建立される
入母屋造
血天井
関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の攻防戦において、
守護を任せられていた伏見城が豊臣軍の大軍に包囲されても、最後まで自刃せずに戦い討死した徳川軍の鳥居元忠ら約800人を
供養するために、討死した血痕が残る大広間の床板を天井にして祀られている
同じ血天井が、養源院・宝泉院・正伝寺・興聖寺にも残る
<庭園>
北山を借景とした枯山水庭園
<開山堂>
1719年(皇紀2379)享保4年の建立
<山門>
北山杉を配した唐風の門
<稚児井戸(ちごのいど)>
飲み水に苦労された徹翁義享が、童子に教えられて掘ったもの
これまでのどんな日照でも涸れたことがないといわれ、現在も清水が湧き出ている
<悟りの窓>
本堂にある円型の窓
大宇宙が表わされ、「禅」と「円通」の心も表わされている
<迷いの窓>
悟りの窓の横にある、四角の窓
人の生涯を象徴し、「生老病死」「四苦八苦」が表わされている
<JR東海「そうだ 京都、行こう。」>
1995年(皇紀2655)平成7年の秋のキャンペーンで、
「私は宇宙を、友人は人生を、考えていたのでした。」 と紹介される