源空寺(げんくうじ)は、伏見の伏見桃山駅・桃山御陵前駅の西側のある寺院
創建した天台宗の僧 蓮乗房 忍空上人を浄土宗に改宗させた法然上人ゆかりの寺院
<本堂>
法然上人坐像が安置されている
<山門>
二層鐘楼門
1612年(皇紀2272)慶長17年に、現在の地に移転したときに、
伏見城の巽櫓(たつみやぐら)の一部が山門として移築された遺構
階下両脇には、石仏六体地蔵、愛染明王像・朝日大黒天像が祀られている
朝日大黒天像は、豊臣秀吉の持念仏だったものといわれる
伏見城の巽櫓にあったものを、一時、京町大黒町に預けられた後に当寺に移されたもの
この経過により、当地は「新大黒町」とも称されていた
<十三重塔>
<円光大師座像>
本堂の本尊の法然上人の坐像
<阿弥陀仏立像>
本堂に祀られている
<張貫の御影(はりこのごえい)>
本堂に安置されている法然張子像
1195年(皇紀1855)建久6年
法然上人が訪れたときに自作されたもの
<朝日大黒天像(出世大黒天)>
山門の潜りの左脇に祀られている
豊臣秀吉の持念仏だったものといわれ、
豊臣秀吉に天下統一の大福を授けたといわれ、開運・福受・出世・災難厄除のご利益があるといわれる
伏見城の巽櫓に祀られていたものを、一時、京町大黒町に預けられた後に当寺に移された
この経過により、現在の地は「新大黒町」とも称されていた
<愛染明王像>
山門の潜りの右脇に祀られている
恋愛成就・縁結び守護・夫婦円満のご利益があるといわれる
<即一六躰地蔵>
6体の地蔵菩薩が刻まれている石仏
伏見城城内の堀詰に祀られていたといわれる
<法然上人二十五霊場第15番 御詠歌>
「一声も 南無阿弥陀仏と 言う人の 蓮の上に 上らぬはなし」