祇園堂(ぎおんどう)は、東山区の円山公園の南、ねねの道の入口付近に建つ浄土真宗の寺院
平家物語にも登場する祇園女御ゆかりの地で、祇園女御塚跡・阿弥陀堂跡とされる
<阿弥陀堂>
鉄筋コンクリート造りの小堂
永代供養納骨堂とされている
<1階>
阿弥陀如来が祀られている
祇園女御にまつわるものが展示されている
<2階・3階>
法要などが行われる
<祇園女御宝篋印塔>
門前左側に建つ
<祇園女御>
平安時代末期の女性で、生没年不詳
白河法皇の下級官女として仕え寵愛を受ける
藤原公実の娘 待賢門院璋子を養女とし、白河法皇の養女として育てる
白河法皇は、平忠盛の武勲に対して、寵愛していた祇園女御を与えたという
女御は既に懐妊しており、産まれた男児は、平忠盛の長男 平清盛として育てられる
白河法皇の崩御の後は、阿弥陀堂にて白河法皇の菩提を弔ったといわれる
晩年は、仁和寺内に威徳寺を建立し移住する