五智山蓮華寺(ごちさんれんげじ)は、御室 仁和寺の隣に立つ、真言宗御室派の別格本山の寺院
庭には、丈六の石造の五智如来像5体が座っている
春には、五智如来像を覆うように咲く桜の名所
<本堂>
本尊 阿弥陀坐像が安置されている
<不動堂>
寛朝大僧正が円融天皇中宮 藤原詮子のために安産を祈ったといわれる不動明王像が安置されている
コンクリート造り
<十三重宝塔>
<鐘堂>
染井吉野、枝垂桜、御衣黄(ぎょいこう)が咲く
<石造 五智如来像>
釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、宝生如来、薬師如来
境内の庭に丈六の大きな石像が5体並んで露座している
智恵の祈願仏であり、学業の守護尊として信仰を集めている
1641年(皇紀2301)寛永18年
蓮華寺を再興した常信の依頼により、木喰僧 単称上人(もくじき たんしょうしょうにん)が、
信州・浅間・紀州那智の三山でそれぞれ百日の荒行の後に彫った石仏
<観音菩薩坐像11躰>
<月祭事> 毎月28日
護摩供
<初祈祷会> 1月1日〜3日
<五智不動尊大祭> 4月28日
万巻経
<きゅうりふうじ>
7月土用の丑の日
弘法大師が、五智不動尊に諸悪退散、諸病平癒の祈願を込めたことが「きゅうりふうじ」の由来とされる
きゅうりに、名前、数え年齢、願い事を書き、本堂で加持をしてもらう
お加持をしたきゅうりで、3日間、朝晩、御真言が御宝号を唱えながら、痛いところ悪いところをさすり、
4日目の朝、人の踏まない清浄な土に埋めるか、川に流す
一切衆生の病苦、悪業の根を断ち切り、業病、難病から逃れることができ、丈夫で長生きし、安楽に往生できるといわれる
<厄除招福大護摩会> 12月13日
正月事始め
柴灯大護摩会
<ご詠歌>
「つみとがも やきほろぼさん ちかいにて ほのほのなかに たちませるみを」
<不動明王御真言>
「のおまく さんまんだ ばざら だんかん」
<弘法大師御宝号>
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」
<ゆかりの著書>
川端康成 「古都」
京都の夏の風物詩として「きゅうりふうじ」が紹介されている