芳春院(ほうしゅんいん)は、大徳寺の最北部に位置する塔頭
加賀百万石を築いた前田家の菩提寺
3月には、木蓮
7月上旬には、桔梗(ききょう)、睡蓮が咲き誇る花の名所
<本堂>
<呑湖閣(どんこかく)(京都府指定文化財)>
優美な二重楼閣
上層から望む比叡山の背後の「琵琶湖を飲み干す」という意味を持つ
金閣(鹿苑寺)・銀閣(慈照寺)・飛雲閣(西本願寺)の京の三閣に加えて「京の四閣」とされる
1617年(皇紀2277)元和3年
前田利家の子 前田利長が、小堀遠州に依頼して建立したものといわれる
1804年(皇紀2464)文化元年
現在の建物が再建される
閣上に、前田家の先祖の菅原道真が祀られ、閣下に、玉舟和尚像、皇族などが祀られている
楼閣を中心として、小堀遠州作の山水庭園がある
<花岸庭>
方丈前庭の枯山水庭園
山渓から流れ出る水が、やがて大海に返る自然の大らかさを表現したものといわれる
1617年(皇紀2277)元和3年
名医 横井等怡(よこいとうい)と、小堀遠州(こぼりえんしゅう)の作庭
<霊屋(みたまや)(京都府指定文化財)>
長男 前田利長の極彩色の霊屋と
母親 前田松子の白木の霊屋
創建当時のものが現存する
<茶室>
落葉亭(二畳二台目)
松月軒(七畳出床席)
如是庵(四畳半下座床)
<梅花石>
前田家の家紋の梅が鮮やかに浮かび上がる
<絹本著色多賀高忠像>
<大燈国師墨蹟>
<前田利家夫人像>