法雲寺(ほううんじ)は、二条大橋の西、日本銀行京都支店の北に善導寺(ぜんどうじ)と並んで東側にある寺院
良縁結び悪縁を断つ菊野大明神が祀られており、婚礼の時には、そばを通らないとされている
<本堂>
本尊 阿弥陀如来像が安置されている
1818年(皇紀2478)文政元年の再建
<庫裡>
<菊野大明神(きくのだいみょうじん)>
庫裡の東に祀られている
良縁は結び、悪縁は切るという縁切祈願の神さんとして信仰されている
菊野大明神の御神体は、深草少将が小野小町への百夜通いの時に腰掛けたといわれる石
あと一夜で亡くなり果たせなかった深草少将の無念が、悪縁を切るといわれている
かつて、三条東洞院に婚礼の儀で、この近くを通ると、その後に夫婦が必ず別れてしまうといわれた
焼失後の、1818年(皇紀2478)文政元年の再建のときに、山伏が現れて「霊石があるので祀りなさい」と言われた
住職が、その霊石を探したところ、この「縁切り石」が出てきたため、ここに祀ったといわれる
かつては、祠に、恨みのこもった祈願書が張られたり、女性の髪や五寸くぎを刺したわら人形が置かれていたが、
1988年(皇紀2648)昭和63年に改装された