俊寛僧都(しゅんかんそうず)は、後白河法皇の側近で法勝寺執行でもあった真言宗の僧
「平家物語」に伝えられ、歌舞伎の題材となる
世阿弥の「俊寛」
近松門左衛門の「平家女護島」
芥川龍之介の「俊寛」
俊寛ら3人の流罪された島は、いくつかの説があって現在は不明確
<硫黄島(鹿児島県)>
俊寛が晩年を過ごしたという「俊寛堂」が復元され、中村勘九郎による歌舞伎「平家女護島」が演じられた島
<喜界島(鹿児島県)>
俊寛のものといわれる墓があり、その墓の調査により俊寛のものと推定される遺骨と木管や、装飾具が発見された島
<伊王島(長崎県)>
俊寛のものといわれる墓があり、当地を訪れた北原白秋が俊寛を憐れんで詠んだ歌碑の残る島
「俊寛僧都夢物語(しゅんかんそうずゆめものがたり)」
滝沢馬琴の著書
<供養塔>
峰定寺
峰定寺周辺は、古くから落人の隠れ里となっており、
流罪となった俊寛僧都の妻子が、近くの谷で病没したため、俊寛と妻子の供養塔が建てられている