常寂光寺(じょうじゃつこうじ)は、紅葉の美しい小倉山の中腹にある寺院
常寂光土の風情があることから、「常寂光寺」と名付けられたといわれる
境内からは、眼下に嵯峨野が一望できる
2月下旬から3月上旬には、大小40ほどの盆梅が陳列される名所
桜の名所、紫陽花(あじさい)の名所でもある
藤原定家の歌
「忍ばれむ物ともなしに 小倉山軒端の松ぞなれてひさしき」にちなんで、「軒端寺(のきばじ)」と称される
山内は小倉山の麓から中腹まで広がり、山内全体が紅葉で色づき名所となっている
本堂への参道の石段の両側に楓(カエデ)の老木が生い茂る
<本堂>
1604年(皇紀2264)慶長9年
桃山城の客殿が移築されたもの
<多宝塔(重要文化財)>
高さ約12m、檜皮葺
1620年(皇紀2280)元和6年の建立
<仁王門>
藁葺き
貞和年間(1345年〜1350年)に本圀寺の南門として建立されたもの
1616年(皇紀2276)元和2年
現在地に移築される
<仁王像>
小浜の長源寺から移されたもの
寺伝では、運慶の作といわれる
<鐘楼>
1641年(皇紀2301)寛永18年の建立