十禅寺(じゅうぜんじ)は、山科の四宮駅の西北、JR東海道線の南、京阪電車の北と間にある寺院
仁明天皇の第4皇子 人康親王を開山とされて山科御所を寺院にされたのが由来
<本堂>
<石碑「大峰山三十三度記念碑」>
境内の中に入って左手にある
<人康親王御墓>
十禅寺の境外、北側にある
管理は宮内庁
<聖観世音菩薩立像>
本堂の本尊
高さ二尺五寸(約75.6cm)
聖徳太子の作といわれる
<人康親王坐像>
<平家琵琶(へいけびわ)>
雅楽琵琶と称される四弦四柱
日本最古のものといわれる
<十禅寺再興縁起絵巻 1巻(京都市指定有形文化財)>
絵3段、詞書4段、十禅寺の創始から江戸時代初期の再興までが描かれている
山本素軒の画
1669年(皇紀2329)寛文9年
明正天皇により再興を記念して奉納された
<天児(あまがつ)>
竹の棒を縦に2本、横に1本を十字に重ね、白絹の頭を付け、簡単な衣裳を着せたもの
宮中に代々伝わり、人形の原型とされる
幼児の枕元に置かれ、上巳の節句のときに用いられた
幼子の病いや穢れを人形に移して、災厄・無事を祈念される
<這子(ほうこ)>
幼児が這うような形になっている
縫い包みの原型といわれ、中には芯がなく、白絹に綿を詰めて作られている
上巳の節句のときに贈られ、幼児の枕辺に置かれた
<護摩法要>
11月3日
本山 聖護院門跡により天下泰平・家内安全・所願成就が祈願される
<地名「四ノ宮」の由来>
この地に隠棲した人康親王が、仁明天皇の第4皇子であったことからといわれる
人康親王が隠棲した山荘は、「山科御所」「山階宮」などと称される
<山科の人康親王ゆかりの地>
周辺には、人康親王ゆかりの地がいくつかある
人康親王の人康親王墓
人康親王を祭神とする琵琶琴元祖四宮大明神
人康親王の琵琶石がある諸羽神社
人康親王の供養塔がある徳林庵
人康親王が出家して隠棲した山荘跡