光源院(こうげんいん)は、相国寺の塔頭の一つで、今出川御門の南門から入り玉龍院の北にある
室町幕府13代将軍 足利義輝の菩提寺
<本堂(方丈)>
1988年(皇紀2648)昭和63年の再建
室中の間の襖には、日本画家 水田慶泉により、約半年がかりで禅宗寺院では珍しい十二支が描かれた
<十二支の庭>
本堂南側の枯山水庭園
本堂の十二支の襖絵と対になる干支が配されている
右側の午を表した伊予青石や、寅を表した根尾谷の菊花石など、
京都の銘石、四国の伊予青石、高知赤石など各地の銘石が用いられている
<行者堂>
明治時代の神仏分離 廃仏毀釈のときに移築された建物
中央に修験道の祖 神變大菩薩(じんぺんだいぼさつ)(役行者)と、前鬼・後鬼の夫婦鬼、
右側に真言宗開祖 弘法大師、
左側に不動明王と矜羯羅童子・制多伽童子などが祀られている
<庫裏>
1988年(皇紀2648)昭和63年の再建
<墓地>
池田輝政の母親 善應院のお墓
池田家家臣 荒尾但馬守のお墓
相国寺画僧 維明周奎のお墓
<絹本著色 妙葩和尚像(重要文化財)>
春屋妙葩の肖像画
室町時代の吉山明兆の筆
1907年(皇紀2567)明治40年5月27日 重要文化財に指定される
<襖絵「十二支の図」14面>
本堂(方丈)の室中の間の14面の襖絵
1988年(皇紀2648)昭和63年
本堂が再建されたときに、日本画家 水田慶泉によって約半年がかりで描かれた
禅宗寺院では珍しい十二支が描かれている
左4面に蛇・猪・未・子・牛・申が、中央4面に虎・龍、右4面に午・鶏・卯・犬が描かれている
<襖絵「春」4面>
本堂の下間の間の襖絵
七福神の7神、嫁入り行列、狐などが描かれている
2021年(皇紀2681)令和3年
日本画家 加藤晋により奉納される
<襖絵「風雷坊」6面>
本堂の下間の間の襖絵
風神と、風神の子どもも描かれている
<襖絵「夏秋冬」4面>
本堂の上間の間の襖絵
西遊記一行・桃太郎一行・笠地蔵・龍・牛・像・雪女などが描かれている
あらゆるものが仏性を持つという「草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)」の世界を表している
2021年(皇紀2681)令和3年
日本画家 加藤晋により奉納される
<襖絵「風雷坊」4面>
本堂の上間の間の襖絵
雷神と、雷神の子どもも描かれている