光照院(こうしょういん)は、堀川寺之内と烏丸通寺之内の間にある寺院
四宗兼学の尼門跡寺院として創建される
歴代の皇女が入寺のときに持ってこられた京人形や道具類が大切に保管されている
<本堂>
禅堂風、入母屋造、唐破風
本尊の釈迦如来立像、左脇に御開山宮御木像、右脇に惠聖院の本尊 阿弥陀如来坐像が安置されている
<庫裡>
<土塀>
五本線が入っている
<五葉松>
門跡のお手植えの常磐の松
樹齢五百年といわれる
<持明院仙洞御所跡の石碑>
門前に立っている
<次郎左衛門雛(じろうさえもんびな)>
丸い頭の次郎左衛門頭
男雛は、束帯(そくたい)で、女雛は、裳唐衣(もからぎぬ)
手先は作られていない簡素な作り
1740年(皇紀2400)元文5年
中御門天皇内親王 浄明心院宮が、光照院に入寺されたときのもの
<お誕生人形>
公家の産屋(うぶや)を表現した珍しい人形と品々
産屋なので、衣裳・建具・品々などが、すべて白を基調としている
屏風は、白地に白絵の松竹鶴亀の吉祥図が描かれている
枕元には、亀宮形式の魔除けの品々、守り刀・天児(あまがつ)・犬筥(いぬばこ)一対が置かれている
光照院門跡第10世 大猷尊乗宮(だいゆうそんじょうのみや)(中御門天皇内親王 浄明心院宮)のものといわれる
江戸時代中期
1730年(皇紀2390)享保15年2月17日
誕生され「亀宮様」と称される
<御夫婦人形>
大振りな立子の御所人形
男性は、狩衣姿に烏帽子をかぶり、女性は、袿袴姿に中啓を持っている
装束は、公家の有職によって作られており、着せ替えができる
明治天皇の遺品とされる
江戸時代後期のもの
<華道常盤未生流>