松ヶ崎大黒天(まつがさきだいこくてん)は、五山の送り火の松ヶ崎東山の「法」の字の火床の真下にある寺院
地下鉄 松ヶ崎駅の東北、北山通の北側の府道103号に鳥居が立っており、松ヶ崎東山への参道登り口がある
七福神の一人、都七福神めぐり・京都七福神めぐり・京七福神めぐりの3コースの大黒天が祀られている
京の子丑の方向(北から少し東より)(鬼門)に祀られていることから、京都の鬼門守護の神でもあり、
「松ヶ崎の大黒さん」と親しまれている
北山通の一つ北側の府道103号に鳥居が立っており、松ヶ崎東山への参道登り口となっている
境内には、桜やモモジが生育している
<鳥居>
「大黒天」の扁額がかかっている
名号の石碑が立っている
<二の鳥居>
参道石階段の前に立っている
<大黒堂>
幸福を招く神として信仰されている大黒天が祀られている
都七福神めぐりめぐり第一番札所
<なで大黒>
大黒堂の前に安置されている
<本堂>
大黒堂の左横に建つ
本堂前に広い階段があり、2階から参拝する
「妙園精舎」の扁額がかかる
1969年(皇紀2629)昭和44年に焼失
1972年(皇紀2632)昭和47年
鉄筋コンクリートで再建される
<宗祖大聖人御説法像>
本堂前、右側に立っている
宗祖の日蓮聖人が説法をしている姿の像
<石仏>
大黒堂と本堂の間に2体が立っている
横に「南無妙法蓮華経」の題目碑が立っている
<絵馬堂>
「絵馬堂」の扁額が掛けられている
堂内に奉納された絵馬が掛けられている
休憩所とされている
<狛犬>
<西門>
<えびす神と大黒天が一緒の像>
弁財天像>
境内東側にある
<水子観音立像>
境内東側にある
<釈迦如来祠>
参道登り口付近にある
<山門>
<大黒殿>
山門の手前にある祠
奉納された大黒天さんが安置されている
<石碑「東松ヶ崎の生活用水井戸跡」>
境内北西、西参道登り口に井戸がある
狐の故事
この井戸に狐の子が落ちて死んでしまう
稲荷の親狐が現れ「今後、井戸を掘ってはならない。掘ると家に不幸が起きる。その代わりに、この井戸は涸らさない」と告げた
お告げを破った家に不幸が訪れたことから、
1913年(皇紀2573)大正2年に水道が通るまで、周辺の17軒が、この井戸だけを用いていたといわれる
<白雲稲荷神社(しらくもいなりじんじゃ)>
参道登り口の東側(右側)にある
祭神:稲荷尊・鬼子母神・牛の宮
ご利益:安産・火の用心
<境外仏堂 鬼子母神>
本尊は十羅刹女
開運招福・商売繁盛・病気平癒・良縁祈願・厄除、子どもの心の病を治すなどのご利益がある
<久遠実成本師釈迦牟尼仏 大黒天>
90cm
仏教の守り神であり、法華経信者、仏教信仰者の守り神、七福神の一人
京都の鬼門を守護する福の神さんであり、台所の神さん、大蔵の神さんでもある
平安時代初期
伝教大師 最澄による一刀三礼の作といわれる
鎌倉時代初期
日蓮聖人が、比叡山 延暦寺で修行中に開眼したものといわれている
1969年(皇紀2629)昭和44年
松ヶ崎大黒天が失火で焼失したときも無事だったので、「火中出現の大黒天」と称されている
60日に1回の甲子(きのえね)の日にご開帳され、甲子祭が行われる
<節分会 招福の星祭> 2月2日
<初甲子大祭> 2月
<春彼岸会> 3月20日
<釈尊降誕誕会 花まつり> 4月6日
<甲子大祭> 4月
<甲子大祭> 6月
<お盆の施餓鬼法要> 8月15日
<五山の送り火>
8月16日
孟蘭盆会の行事として背後の山で「法」が点される
<甲子大祭> 8月
<秋彼岸会> 9月23日
<甲子大祭> 10月
<御会式 宗祖日蓮大聖人命日法要> 11月23日
<納め甲子大祭> 12月
<都七福神めぐり>
日本で最も古い七福神めぐりといわれる
正月の参詣と、毎月7日が縁日とされる
<アニメーション「けいおん!」>
原作:かきふらい 制作:京都アニメーション
松ヶ崎大黒天が、たびたび登場する
2期22話「受験!」では、中野梓・平沢憂が、御百度参りをしている
鳥居の近くの民家は「平沢邸」のモデルになっている