霊源寺(れいげんじ)は、西賀茂の、五山の送り火の船形山の東麓にある寺院
開山の仏頂国師は、公家の岩倉家の祖となった岩倉具堯の第3子であり、岩倉家の菩提寺ともなる
幕末維新には、尊皇攘夷派から非難され蟄居処分となった岩倉具視が潜伏した
春は桜、躑躅(ツツジ)の名所
<仏殿>
本尊 釈迦如来像、後水尾上皇像、開山仏頂国師像などが安置されている
単層、寄棟造、桟瓦葺
京都御所の清涼殿の用材を賜って用いられている
「都名所図会」によると、本尊は日護上人作であり、脇檀に後水尾院像、開山像が安置されたといわれる
<岩倉具視公旧蹟の碑>
<具視の歯牙塚(しがつか)>
<岩倉尚具、岩倉家歴代のお墓>
<映画監督 三隅研次のお墓>
<庫裏「透静庵」(Glass Templ)>
江戸時代には池があったという、白い玉砂利が敷き詰められた庭から地下に続く階段の下にある
RC造、屋根部分はS造、地階2階
地表には、ガラス張りの箱だけが姿を見せている
天井がガラス張り、床も壁も全面が白壁というアート空間
光はこのガラス張りの天井からのみ差し込む
「白美の空間」「光の受容器」などとも称されている
1998年(皇紀2658)平成10年に、建築家の山口隆氏設計により建てられる
2001年(皇紀2661)平成13年「ベネディクタス国際建築賞」大賞を受賞
<躑躅(ツツジ)>
山門を入ると、躑躅(ツツジ)が多く植えられた小さな庭園がある
<土塀>
5本線が引かれており皇室との関係が表わされている
<後水尾院の画像>
<後水尾院の宸翰>
<一絲文守頂相>
<一絲文守墨跡>