最勝院(さいしょういん)は、南禅寺のレンガ造りの水路閣から琵琶湖疏水沿いの奥にある南禅寺の塔頭
境内背後の東山独秀峰(南禅寺山)の辺りは、鎌倉時代には「神仙佳境」と称されていた霊地だった
三井寺の最勝院 駒道智大僧正が晩年にこの地に隠棲したのが由来といわれる
亀山天皇が、この地に離宮を造営されるとき、土地の鎮守として、駒道智大僧正として祀られる
<本堂>
扁額「駒大僧正」が掲げられている
福徳円満大黒天と、払災殖福不動尊が祀られている
<縁結びの松>
本堂の前に立つ
百日紅の木の又に、松の種が芽生えて大きくなったといわれ、百日紅の木と一体化している松
松の樹齢約100年、百日紅の樹齢約300年
<奥の院>
<駒ヶ滝>
最勝院の奥にある滝
滝のそばに、駒ヶ滝不動尊像や烏天狗像が祀られている
滝の前には駒道智大僧正が祀られている祠や石仏が多くある
石碑 八釼大明神、飛車大明神、八ッ崎大明神
石仏 駒ヶ滝地蔵大菩薩
石仏 観世音菩薩
祠 駒大僧正、駒道智大和尚
石碑 力彦大明神
石仏 秋葉一尺坊
石仏 将軍地蔵菩薩
祠 厳島弁財天
石仏 瓜形観世音菩薩
<琵琶湖疏水>
境内の参道脇には、南禅寺境内の水路閣からの琵琶湖疏水が流れている
<駒道智大僧正>
関白 九条道家の子
幼い頃に比叡山で修行し天台密教を習得
三井寺の管長となり、禅林寺の住持になり、晩年、最勝院に隠棲する
1266年(皇紀1926)文永3年3月3日
密教法力により、白馬にまたがり生身を天空に隠されたといわれる
<能面>
住職が彫った能面があり、「能面の寺」ともいわれる