西運寺(さいうんじ)(SaiunJi)


所在地:京都市伏見区桃山町泰長老   卍地図情報卍

浄土宗知恩院派の寺院

山号:松風山

開基:雲海和尚

中興の祖:寛兆和尚

通称:狸寺(たぬきでら)

 西運寺(さいうんじ)は、伏見区桃山町の宇治川近くにある寺院

 かつて、和尚さんの説教を聞いて敬服したタヌキが人気者となり、「狸寺」とも称される

【西運寺の歴史・経緯】



【西運寺の伽藍】

 <本堂>

 <地蔵堂>
 山門を入ったところ
 世継地蔵尊が祀られている

 <庫裡>
 狸の置物などが飾られている

【西運寺の故事】

 <狸の八公>
 幕末維新
 文久年間(1861年〜1864年)の頃
 西運寺の裏山 指月のタヌキが、夜になると森から這い出してきて人々に悪戯をして困らせていた
 住職 宇都宮冠道和尚は、見かねて、餌でおびき出して説教をすることにする

 和尚さんの説教を受けたタヌキは、すっかり敬服し、悪戯もやめ、
和尚さんが手を叩いて呼び寄せると、裏山から姿を現すようになり、「八公」 と名付けられて
可愛がられるようになる

 それが人々に伝わり、檀家も少なく寂しかったお寺は、見物人で賑やかになり、
近所の名陶工 高橋道八は、八公の等身大の焼物の像を作り門前に置いたといわれる

 それ以来、西運寺は「狸寺」と称されるようになったといわれる

【西運寺へのアクセス】

 京阪電車 観月橋 徒歩約5分(約200m)
 市バス 観月橋北詰 徒歩約5分

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