三鈷寺(さんこじ)は、善峯寺と隣接する山に建つ西山宗の総本山
本堂前からは、比叡山から東山三十六峰、京都市内、宇治、城陽、木津方面まで見渡せ、雄大な眺めが得られる名所
「二大仏七城俯瞰の地」と称される
現在は、本堂と華台廟を残すだけとなる
<華台廟>
1247年(皇紀1907)宝治元年
証空上人が入滅、その墓所として蓮生(れんしょう)(宇都宮頼綱)により建てられる
<多宝塔>
証空上人に帰依した蓮生により建立される
応仁の乱により焼失し、現存しない
<木彫 抱止阿弥陀如来(だきとめあみだにょらい)>
慈覚大師 円仁の作
像高:1m
右手を胸のあたり、左手を下方に下げた姿
70歳を過ぎさらに修行に精を出していた蓮生(れんしょう)の夢に紫雲が現れ、その中に、阿弥陀様の姿を見る
紫雲が次第に霞んでいき、必死に阿弥陀様を追い、衣にすがり抱きしめたところで夢から覚め、
修行が足りないと悟り、さらに精進したといわれている
<金身不動明王>
智証大師の作
<大聖歓喜天尊>
弘法大師 空海の作