石峰寺(せきほうじ)は、江戸時代の画家 伊藤若冲ゆかりの寺院
本堂背後の裏山の竹林の中に伊藤若冲が下絵を描き、石工に約10年かけて彫らせたといわれる五百羅漢がある
創建当時は、諸堂が立ち並んだ大寺院であったが、度重なる災火により堂宇を焼失した
<本堂>
1985年(皇紀2645)昭和60年の再建
<客殿>
創建当時の建物
<観音堂>
伊藤若冲の描いた天井画が格天井を飾っていた
明治維新の廃仏毀釈で処分され、現在は他寺に現存するといわれる
<庫裏>
創建当時の建物
<伊藤若冲の墓>
羅漢山の西にある
<貫名海屋の筆塚>
貫名海屋も書画に秀でた画家
羅漢山の西にある
<若冲五百羅漢>
本堂背後の山道を上がり、竹林の中にある石仏群
「五百羅漢」とは、釈迦の500人の優秀な弟子という意味であるが、釈迦の誕生から涅槃までの一代を表しているといわれる
釈迦誕生仏・出山釈迦・二十五菩薩来迎石仏・十八羅漢石仏・釈迦説法の群像・托鉢修行の羅漢の群像・釈迦涅槃の像・
賽の河原地蔵と続く
大きさは、数十cm〜2m
江戸時代中期
安永年間(1772年〜1781年)頃
伊藤若冲が、下絵を描き、石工に約10年かけて彫らせたといわれる
<茶椀子の水(ちゃわんこのみず)>
門前より少し西へ行った所にある古井戸
名水とされ、茶の湯に愛好されている
<歌碑>
「春風に 五百羅漢の とはれかほ」 鈴鹿野風呂
山門から入ったところに立つ