赤山禅院(せきざんぜんいん)は、比叡山の西麓の修学院にある延暦寺の別院とされる寺院
平安京の東北に位置する表鬼門にあたり、方除け・鬼門除けの神さんとして信仰されている
拝殿の屋根の上には、京都御所の東北角の猿ヶ辻の猿との延長線上に、御幣と鈴を持った瓦彫の鬼門除けの猿が安置されている
赤山明神の御札を家に貼ると、鬼門除けになるといわれている
参道や境内にはモミジで覆われ、紅葉の名所にもなっている
鳥居に神殿があったり神道様式、仏教様式が混在している
参道や境内にはモミジで覆われ、紅葉の名所にもなっている
<赤山明神>
毘沙門天に似た武将をかたどる神像
陰陽道の祖神であり、中国の泰山府君(たいざんふくん)
延命富貴・商売繁盛の神さんとして祀られている
<十六羅漢石仏
<三十三観音石仏>
<新春八千枚大護摩供>
1月五日
<泰山府君祭(たいざんふくんさい)>
5月5日
端午大護摩供(たんごおおごまく)が、雲母不動堂で行われ、大般若経転読、御詠歌が奉納される
蓬の大祓の輪がおかれる
<ぜんそく封じ へちま加持>
中秋の名月
天台宗の秘法
延暦寺の大阿闍梨が加持した「へちまの御符」を持ち帰り祈願すると、ぜんそくに効き目があるといわれる
お札の授与と、御神酒、粗飯、へちま汁、抹茶の接待などが行われる
<珠数供養>
11月23日
千日回峰行大行満大阿闍梨祈祷の珠数の輪くぐりや、珠数のお焚き上げが行われる
<紅葉まつり>
11月中旬
<懸取り(かけとり)>
赤山明神の祭日にあたる5日に参詣して懸取りに回ると、よく集金ができるといわれ商人たちの信仰も篤い
五日払い(いつかばらい)といわれる商慣習の由来ともいわれる
<赤山苦行>
比叡山延暦寺の千日回峰行において、そのうち百日の間、比叡山から雲母坂を登降する荒行
毎日、赤山大明神に対して花を供せられる