志明院(しみょういん)は、洛北の雲ケ畑の険しい山中にある寺院
日本最古の不動明王顕現の神秘霊峯といわれ、
諸堂が点在していて、岩屋山全体が修験(しゅうけん)の山岳道場となっている
境内には、奇岩や怪石が多い
洞窟の湧水が鴨川の水源地でもあり、皇室の篤い崇敬を受け、
水神が祀られ、清浄な鴨川の用水を祈願されたといわれる
京都市指定天然記念物に指定されている石楠花林は、4月下旬から5月上旬の名所
<神降窟(しんこうくつ)>
「護摩洞窟」とも称される
高さ約30mの大岩窟
洞窟の湧き水が鴨川の水源となることから、
神聖視されて、皇室の崇敬も深く、水神が祀られ、清浄な鴨川の御用水を祈願された
水の伝説として有名な歌舞伎十八番「鳴神(なるかみ)」の鳴神上人が、龍神を閉じこめた所といわれる
<石楠花林(京都市指定天然記念物)>
4月下旬から5月上旬が見ごろとなる名所
樹齢は、約100年ぐらいといわれる
<不動明王>
本尊
淳和天皇の勅願により、弘法大師 空海が自ら彫ったものといわれる
<眼力不動明王>
根本中院の本尊
宇多天皇の勅願により、菅原道真による一刀三礼の彫刻といわれる
秘仏とされ、天皇の即位のときに勅使を迎え開扉され、宝祚延長、万民安穩の祈願が行われた
<志明院大祭(しみょういんたいさい)>
4月29日
「石楠花祭(しゃくなげさい)」とも称せられる
大法要が行われる
山伏姿の男女行者らが、錫杖を手に般若心経を唱える中、住職により柴灯大護摩に護摩木が投じられる
残り炭がくすぶる中を、住職を先頭に信者が無病息災を祈願して裸足で火渡りが行われる
<鳴神(なるかみ)>
水の伝説として有名な歌舞伎十八番の演目
鳴神上人が、龍神を閉じこめたといわれる