眞乗院(しんじょういん)は、南禅寺の境内、三門の南西にある塔頭
作家 谷崎潤一郎が、南禅寺付近の自宅から眞乗院の茶室に半年間通い、小説「細雪」を執筆したといわれる
<茶室「蛍雪庵(けいせつあん)」>
四畳半の席、次の間、3畳の水屋、8畳の広間がある
床の間の左に地板
天井は躙口上に半間通が掛込天井、他は網代の平天井
入口は、水屋よりの茶道口と、庭、庇よりの躙口・貴人口が開いてる
土庇が茶室の東、広間の北に付けられている
露地庭は縁側近くまで水が流され、植栽、蹲踞、燈籠が立てられている
1914年(皇紀2574)大正3年
昭憲皇太后の大葬のときに、伏見桃山に皇室の休憩所として建てられる
後に、堀川女学院に移された
1915年(皇紀2575)大正4年
裏千家 円能斎宗匠により、茶室とされ「芝蘭亭(しらんてい)」と名付けられる
1937年(皇紀2597)昭和12年
眞乗院に移され、増築される
<山名宗全のお墓>
<石碑「山名宗全公之墓 在眞乗院」>
門前に立てられている
<小説「細雪」>
1947年(皇紀2607)昭和22年
作家 谷崎潤一郎は、南禅寺近くの自宅から、茶室「蛍雪庵」に半年間通い執筆したといわれる