正誓寺(しょうせいじ)(SeiganJi)

所在地:亀岡市矢田町   卍ちず丸地図情報卍

浄土真宗大谷派超宗派の寺院

山号:平等山

本尊:阿弥陀如来

開基:行信坊教善

 正誓寺(しょうせいじ)は、亀岡市市街地南部の矢田町にある寺院

 戦国時代の有事のときに陣が張れるように、亀山城城下町の大手門から南へ2町のところ、御土居の内側にある

【正誓寺の歴史・経緯】

 安土桃山時代
 1578年(皇紀2238)天正6年
 行信坊教善を開基として、中矢田久保の地に建立される

 亀山城城下の整備にあたり、有事のときに陣が張れるよう現在の地に移転した

 1622年(皇紀2282)元和8年
 以前の本堂が建てられる

 江戸時代中期
 本堂の大棟に上げられた鬼瓦銘によると、
 1761年(皇紀2421)宝暦11年
 現在の本堂が、宗祖親鸞聖人の500回忌にあたり、以前の本堂の部材を再利用して再建される



【正誓寺の伽藍】

 <山門>
 2003年(皇紀2663)平成15年3月8日に改築される
 白い築地塀が続く

 <本堂>
 内陣仏壇の格子に、牡丹や唐獅子の絵が描かれている
 欄間には、大振りな彫刻が施されている
 1622年(皇紀2282)元和8年の建立
 1761年(皇紀2421)宝暦11年
 大棟に上げられた鬼瓦銘によると、
 宗祖親鸞聖人の500回忌にあたり、
 現在の建物が、以前の本堂の部材を再利用して再建される

 <十三重石塔>

 <菩提樹>
 中国原産シナノキ科落葉高木
 2003年(皇紀2663)平成15年3月8日
 山門改築記念に植栽されたもの


【その他】

 <矢田町>
 亀山城内外は、内堀・外堀・惣掘の三重のお堀と御土居で仕切られており、城下町を囲む惣掘と御土居の内側にある
 町内の宗福寺や正誓寺は、有事のときに陣を張れるように、現在の地の移された
 町割は、筋違いや袋小路などが造られ、城の護りとして工夫されている
 正誓寺の東南端のところは、「出張り」と称されて、ここで道が大きく屈曲して、鍬山神社一ノ鳥居へ続く


 <惣堀跡>
 正誓寺付近や、聖隣寺付近にある亀山城の南側の一番外側で3番目の惣堀跡
 この惣堀の外側には、足軽屋敷があった

【正誓寺へのアクセス】

 JR山陰本線(嵯峨野線) 亀岡駅から 徒歩約15分

 バス 亀岡病院前、あるいは、本町東 から徒歩約3分

 バス 下矢田 から徒歩約5分

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