徳林庵(とくりんあん)(TokurinAn) 京都通メンバ
所在地:京都市山科区四ノ宮泉水町

臨済宗南禅寺派の寺院

山号:柳谷山

本尊:地蔵菩薩

開基:雲英正怡禅師(うんえいしょういぜんじ)(南禅寺第260世)

六地蔵めぐりの一つ(山科地蔵、東海道

通称:山科地蔵、山科廻地蔵(やましなめぐりじぞう)、四ノ宮地蔵

京都を彩る建物や庭園認定

 徳林庵(とくりんあん)は、「琵琶法師の聖地」といわれる

【徳林庵の歴史・経緯】


【徳林庵の伽藍】

 <地蔵堂>
 東海道旧三条通)に面して建つ六角の堂

 <わらべ地蔵>
 地蔵堂の裏に安置されている6体のお地蔵さん
 一番右手のお地蔵は、琵琶を持っている

 <井戸手水>
 「定飛脚 宰領中 文政四年巳年六月吉日」と刻まれている
 「宰領(さいりょう)」とは、荷物の運搬や旅行者の取り締まりをいう
 東海道が、主要な街道であったことがうかがえる

 <人康親王供養塔>
 地蔵堂奥
 室町時代の建立

 <人康親王山荘跡
 諸羽神社の境内にある

【徳林庵の寺宝】

 <地蔵菩薩
 地蔵堂に祀られている
 通称:山科地蔵、山科廻地蔵(やましなめぐりじぞう)、四ノ宮地蔵
 852年(皇紀1512)仁寿2年
 小野篁が、木幡山(こばたやま)の一本の桜の大木から六体の地蔵菩薩像を刻んだもの
 像の高さ約3m

【徳林庵の祭事】

 毎月24日
 地蔵尊縁日祈祷

 <六地蔵めぐり
 地蔵盆
 8月22、23日
 通常非公開の閻魔天がご開帳される

【その他】

 「四ノ宮」の地名は、人康親王が四番目の宮であったことが由来ともいわれている
 また、当地の産土神(うぶずなのかみ)を祀る諸羽神社が、山科十八郷の四番目の社であったことも由来

【徳林庵へのアクセス】

 京阪 四ノ宮駅 徒歩約5分

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