東海庵(とうかいあん)は、妙心寺四派本庵の一つ東海派の本庵
<書院>
江戸時代初期の建築
<東海一連の庭>
書院西庭、方丈前庭、方丈坪庭
それぞれ趣が違っている
<書院西庭(国の史跡、名勝)>
座観式枯山水庭園
蓬莱、方丈、瀛州の三神仙山一連を枯山水で表現したもの
中心には、三尊石が据えられ蓬莱山を表す
一文字手水鉢や橋杭手水鉢が置かれている
1814年(皇紀2474)文化11年
東睦宗補(とうぼくそうほ)(紀州田辺の海蔵寺15世)の作庭
<書院南庭>
書院と方丈との間の壺庭
白砂が敷かれ、大小7個の庭石が直線的に配される
中央の小石から波動のような砂紋が拡がり、わずか7個の石と白砂で宇宙が表現されている
<白露地の庭(はくろじのにわ)>
方丈南庭の枯山水庭園
一面に白砂が敷かれ、直線の砂紋が引かれ、
雨落ちの中に棗形(なつめがた)手水鉢が置かれただけの庭園
<瀟湘八景図(しょうしょうはっかいず)(重要文化財)>
狩野元信(かのうもとのぶ)の水墨画
<孝明天皇宸翰徽号勅書(しんかんきごうちょくしょ)(重要文化財)>
<絹本著色 十六羅漢図(重要文化財)>
中国 元時代のもの
<花鳥図(かちょうず)(重要文化財)>
陳子和(ちんしわ)の筆
<青衣の人>
井上靖著
東海庵が出てくる京都ゆかりの著書