等観院(とうかんいん)は、嵐山にある臨済宗大本山天龍寺の塔頭
天龍寺の勅使門の南西にある
<本堂>
本尊の十一面観世音菩薩像が祀られている
<聖観世音菩薩像>
<十一面観世音菩薩像>
本堂の本尊
人々を救済する力を頭の上の11の顔で表したといわれる
<開山 徳叟禅師>
南北朝時代から室町時代の臨済宗の僧
常陸生まれ
夢窓疎石に師事しその法嗣
天龍寺第20世
南禅寺正因庵に退隠する
後小松天皇から諡号「宗猷達悟禅師徳叟周佐大和尚」を賜る
<「等観」の意味>
仏教語として、2つの意味がある
正しく繰り返し観察し「ものごとを見極める」という意味
何ごとも等しいものとみて「差別をしない」という意味