雨宝院(うほういん)は、弘法大師により大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)が祀られた「西陣聖天」と称される寺院
商売繁盛の神様としても信仰され、商売人の参拝者が多いといわれる
四季に折々に花が咲く誇る「花の寺」
典型的な神仏習合の様式
<本堂>
大聖歓喜天が祀られている
<観音堂>
千手観音菩薩立像(重要文化財)が安置されている
<大師堂>
阿吽あせかき弘法大師像が祀られている
<庚申堂>
大黒天・釈迦如来・地蔵菩薩が祀られている
<不動堂>
大聖不動明王が祀られている
<稲荷堂>
寶稲荷大明神が祀られている
<瘡神社>
<鎮宅方除社>
<辨財天社>
<鳥居>
<染殿の井(そめどののい)>
境内の東南にある井戸
西陣五水の一つの名水
(他の4つは、千代井(ちよのい)・桜井(さくらい)・安居井(あぐい)・鹿子井(かのこい)
この井戸の水で染物を染めると、染まりがよいといわれている
夏の干ばつ期でも枯れることがないといわれる
<木造 千手観音菩薩立像(重要文化財)>
「西陣聖天(にしじんしょうてん)」と称される
観音堂に安置されている秘仏
漆箔
平安時代初期の作
<大聖歓喜天(だいしょうかんきてん)>
本堂に安置されている本尊
インドのヒンズ教で「ガネーシャ」と称される神様
像の頭に男女2像が抱き合った姿の像頭人身の歓喜天として、日本最古のもの
821年(皇紀1481)弘仁12年
弘法大師 空海が、親交の深かった嵯峨天皇の病気平癒を祈願して祀ったもの
<歓喜桜(かんきざくら)>
本堂前に立つ八重桜
御室桜と同じ種類の遅咲きの桜の名所
根元から花をつける
<御衣黄(ぎょいこう)>
黄緑色の花を咲かせる珍しい八重桜
仁和寺や平野神社、六孫王神社などにも植えられている
4月中頃が見頃になる