藪の中三尊磨崖像(やぶのなかさんそんまがいぞう)は、当尾の、浄瑠璃寺の近くにある石仏
京都府指定の当尾磨崖仏文化財環境保全地区にある
山肌の竹藪の中の大きな花崗岩に舟形の光背が彫りくぼめられている
くぼみの中に、中央に、右手に錫杖・左手に宝珠を持つ地蔵菩薩立像、像高約153cm
同じ岩の向かって右に錫杖を持つ長谷型十一面観音菩薩立像、像高約113cm
向かって左の岩に、阿弥陀如来坐像、像高約111cmが彫られている非常に珍しい配置の石仏
もとは、浄瑠璃寺塔頭の浄土院の本尊であったといわれる
橘派の橘友縄の銘と、鎌倉時代中期、1262年(皇紀1922)弘長2年の銘があり、当尾地区最古級の石仏とされる