矢田寺(やたじ)は、寺町通三条の繁華街の中に建つ小さな寺院
六道珍皇寺の「迎え鐘」に対して、「送り鐘」と称される梵鐘がある
<地蔵菩薩(矢田地蔵)>
本堂に安置されている本尊
火焔の中に立つ高さ約2mの立像
開山 満慶上人(まんけいしょうにん)が、冥土に行き、地獄で罪人を救っている地蔵の姿を見て彫刻したものといわれる
「代受苦地蔵(だいじゅくじぞう)」と称され、地獄で救われる地蔵として信仰を集めている
かつての六地蔵の一つ
<しあわせ大日如来>
<梵鐘>
六道珍皇寺の「迎え鐘」に対して、「送り鐘」と称される
死者の霊を迷わず冥土に送るために撞かれる
一年を通じて精霊送りの参拝が行われている
<紙本著色 矢田地蔵縁起(重要文化財)>
室町時代のもの
京都国立博物館に寄託されている
<送り鐘>
8月16日
<かぼちゃ供養>
12月23日
本堂前に回向された大かぼちゃが奉納され、それを撫でて中風除けや諸病退散を祈願される
冬至にかぼちゃを食べると、1年間無病息災で過ごせるといわれる