養徳院(ようとくいん)(YoutokuIn) 京都通メンバ
所在地:京都市右京区花園妙心寺町   卍地図情報卍

臨済宗大本山 妙心寺塔頭
東海派

本尊:釈迦三尊像

創建:1583年(皇紀2243)天正11年

開基:播磨国龍野城主 石河光重(いしこみつしげ)

開祖:妙心寺67世 功沢宗勲(こうたくそうくん)

 養徳院(ようとくいん)は、JR嵯峨野線 花園駅の北にある臨済宗 大本山 妙心寺東海派の塔頭

 妙心寺境内の中央部北寄りにあり、大雄院の西隣、海福院の東隣、蟠桃院の南向いにある

 豊臣秀吉の重臣であった石河光重が創建、「酒茶論」を伝える美濃鍋島石河家の菩提寺

【養徳院の歴史・経緯】




【養徳院の伽藍】

 <本堂(方丈)>
 仏間に本尊の釈迦三尊像が祀られている
 須弥檀に牡丹、唐獅子が描かれている
 石河家累代の位牌も安置されている

 <枯山水庭園
 十三重石塔、燈籠などが立つ
 ウメ、ツバキなどの植栽がある

 <池泉回遊式庭園「帯流庭」>
 方丈の南庭
 井戸から湧き上がる水が帯のような細い流れの渓流となり、やがて大きな流れとなり大海に注ぎ込む大自然が表現されている
 2017年(皇紀2677)平成29年の作庭

 <帯谷庵>
 帯流庭の奥(西側)にある新しいお堂
 庭園を寄進された帯谷泰三にちなんで命名された

 <永代供養塔「寂静の塔」>
 養徳院創建450年記念事業により建立される


【養徳院の寺宝】

 <釈迦三尊像>
 方丈仏間に本尊として祀られている

 <石河光延像>

 <掛軸「酒茶論(しゅちゃろん)」>
 1576年(皇紀2236)天正4年
 妙心寺53世 蘭叔玄秀(らんしゅくげんしゅう)の書
 漢文体で2000字が書かれている
 上戸(酒好き)の忘憂君(ぼうゆうくん)と、下戸(酒が飲めない)で茶を好む滌煩子(じょうはんし)が、
中国の故事を引き合いにして酒と茶の徳について論争する
 最後には、閑人が「酒は酒、茶は茶、どちらも水がなければ生まれなかった」として引き分ける

 <鷹の図2幅>
 江戸時代初期の絵師 曽我直庵(そがちょくあん)の筆

 <鉄庵道生の賛「山水画」>

 <鉄鉢>
 奈良時代の渡来僧 鑑真和上(がんじん)が持ってきたものといわれる

【養徳院へのアクセス】

 市バス 妙心寺・妙心寺北門 徒歩約5分
 京都バス 妙心寺・妙心寺北門 徒歩約5分
 JR山陰本線(嵯峨野線) 花園駅 北へ徒歩約15分
 嵐電 北野線 妙心寺 南へ徒歩約10分

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