雑華院(ざっかいん)は、JR嵯峨野線 花園駅の北にある臨済宗 大本山 妙心寺東海派の塔頭
妙心寺境内の中央部、主要伽藍の東側にあり、海福院の南隣、微妙殿の東向いにある
<本堂>
<書院>
<庫裡>
<雑華院庭園(京都市指定名勝)>
方丈前庭
江戸時代初期、日蓮宗の僧 玉淵坊日首の作庭によるといわれる
禅院式枯山水庭園
苔地の左側に10数個の景石が置かれている
1799年(皇紀2459)寛政11年の「都林泉名勝図会」にも描かれている名庭
当時は、左から「三、五、六、二」の4群16の奇石により十六羅漢を表して、丸刈込があった
その後、庭の南東隅に蔵が建ち、東の石が方丈寄りに移されている
<墓地>
開基 牧村利貞のお墓
稲葉重通の子 稲葉道通、孫 稲葉紀通のお墓
<書院障壁画>
一の間に、曾我霞蕭筆「山水図」10面
二の間に、土方稲嶺筆「孔雀図」4面、「岩浪図」4面
三の間に、土方稲嶺筆「竹林七賢図」4面、「柳鴬図」2面
<「薬山射塵中塵図」>
元和年間(1615年~1624年)
狩野山楽の筆
妙心寺74世 単伝士印(たんでんしいん)の賛がある
<「夏山沐雨図」>
江戸時代の文人画家 中林竹洞の筆
<「花鳥図」>
江戸時代の文人画家 中林竹洞の筆
<「一宙禅師像」>
開祖 一宙東黙の1613年(皇紀2273)慶長18年の自賛がある
<「韶陽院殿像」>
1603年(皇紀2263)慶長8年の妙心寺58世 南化玄興(なんかげんこう)の賛がある
<狩野元昭筆「大愚禅師像」>
<美人画「二条昭実夫人像」(織田信長の娘)>
<美人画「大野治長夫人像」>