瑞雲院(ずいうんいん)は、堀川五条の北西付近、五条通から岩上通を上がったところにある寺院
山科に移転した日蓮宗本圀寺の旧地に残る元塔頭
<本堂>
小早川秀秋の像が安置されている
鳥居元忠らが伏見城の篭城戦で流した血が付いた床材を転用した血天井がある
<小早川秀秋の石塔>
「瑞雲院殿前黄門秀巌日詮大居士」と刻まれている
岡山藩主 小早川秀秋は、備前国(岡山県)の本行院で荼毘に付され、本圀寺の日求により移され埋葬された
<赤穂浪士 小野寺十内の妻 丹のお墓>
境外北にある
<木像 小早川秀秋坐像>
本堂の塗籠厨子内に安置されている
等身大、彩色
下の段に、2人の従者の木像も安置されている
<古井の尊像>
日蓮聖人の坐像
室町時代後期 永禄年間(1558年~1570年)
日乗が大宮八条付近を通ると、法華経の読経が聞こえてきて、声のする方に行くと古井戸があり、水底より読経が聞こえてきた
井戸に入って探すと像があり、持ち帰り安置したものといわれる
将軍 足利義昭も信仰したといわれる
像があった井戸には稲荷神が祀られ「古井稲荷社」と称された