栗原邸(くりはらてい)(旧鶴巻鶴一邸) 京都通メンバ
所在地:京都市山科区御陵大岩   名所地図情報名所

中村式鉄筋コンクリート・ブロック構造(鎮ブロック)、地上3階

敷地面積:1919.73m2(580.72坪)
延床面積:394.41m2(119.31坪)(1階182.07m2, 2階162.77m2, 3階49.57m2)

竣工年:1929年(皇紀2589)昭和4年

設計者:本野精吾 施工者:岡田工務店

国の登録有形文化財(2014年(皇紀2674)平成26年12月指定)
京都を彩る建物や庭園(2017年(皇紀2677)平成29年認定)

 栗原邸(くりはらてい)は、山科の永興寺の南側、琵琶湖第一疏水の対岸(南側)にあるモダンな邸宅

 建築家 本野精吾の代表作でもあり、国の登録有形文化財に指定されている

 鎮ブロックを剥き出しで見せ、無装飾であり、先鋭的なモダニズムへの移行期の建物とされる

【栗原邸(旧鶴巻鶴一邸)の歴史・経緯】



【栗原邸(旧鶴巻鶴一邸)】

 <栗原邸(旧鶴巻鶴一邸)>
 山科の永興寺の南側、琵琶湖第一疏水の対岸(南側)にある
 南面して、東西に長くなっている

 建築家 本野精吾の設計の住宅としては最も規模が大きい

 外観は構造体として当時の最先端工法だった中村式鉄筋コンクリート・ブロック構造が用いられている
 鎮ブロックを剥き出しで見せ、無装飾であり、先鋭的なモダニズムへの移行期の建物とされる

 鉄筋コンクリート造地上3階、敷地面積 1919.73m2(580.72坪)
 延床面積 394.41m2(119.31坪)
 1階182.07m2, 2階162.77m2, 3階49.57m2、陸屋根

 同じ工法による本野精吾の自邸が機能性、合理性を徹底したのに対し、鶴巻邸では装飾性に富んでいる
 本野精吾の作品中でも意匠的に優れているといわれる

 玄関ホールを中心に左右対称の意匠になっている
 鉄筋コンクリート円柱の半円形のポーチがあり、上部2階の半円形に張り出した床・外壁を支えている
 水平部分の屋根スラブも半円形に張り出している
 窓・屋上部に庇が取り付けられている
 ウィーン分離派の影響が見られるといわれる

 内部は、中央にホール、階段室を中心に東西に居室が並んでいる
 室内装飾は、本野精吾設計による照明器具、家具など数多く残されており、ウィーン分離派、アール・デコ風の意匠となっている
 全体に天井・壁面を漆喰仕上げにされている
 1階の応接室・食堂の壁仕切りの大きな建具には、鶴巻鶴一による﨟纈染(ろうけつぞめ)の襖絵が飾られている
 建具・家具・調度品などにも﨟纈染が施されている
 1階の客間に暖炉がある
 2階の南東居室にも暖炉がある
 屋上にはテラスがある

 塀が、敷地の西側から北側面へと廻らされている
 鎮ブロック造であり、主屋の外観と調和している

 鎮ブロック(ちんブロック)(中村式鉄筋コンクリート・ブロック構造)は、中村鎮(なかむらまもる)による発明
 ブロック内部に設備配管・配線が行え、空気層が生まれ保温・防湿・防音効果がある
 耐震・耐火性の向上、外観の優良、梁・柱が突出しないことなどの特徴がある
 栗原邸(旧鶴巻鶴一邸)が、採用された代表作品の一つとなっている

【その他】

 <京都のロケ地・聖地巡礼
 ドラマ「科捜研の女」など、ドラマなどのロケ地で用いられている

【栗原邸(旧鶴巻鶴一邸)へのアクセス】

 地下鉄 東西線 御陵駅 徒歩約10分

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