国宝の塔には、五重塔が3棟、三重塔が1棟ある
重要文化財の塔には、五重塔が2棟、三重塔が6棟、多宝塔が7棟ある
<成相寺>
五重塔
本堂までの参道左側の広場の上に建てられている
1998年(皇紀2658)平成10年の創建
鎌倉時代の建築様式を再現されている
<三室戸寺>
三重塔
全高16m
1910年(皇紀2570)明治43年
播磨国三日月町の高蔵寺にあったものが、参道西方の丘上に移建される
1704年(皇紀2364)元禄17年建立の塔
その後、現在の鐘楼の東隣に移された
<真如堂>
三重塔(法華塔)(京都府指定文化財)
真如堂のシンボルとなっている
本瓦葺、高さ約30m
宝暦年間(1751〜1764)の建立
1817年(皇紀2477)文化14年の再建
1934年(皇紀2594)昭和9年に修理が行われている
<穴太寺>
多宝塔(京都府指定文化財)
仁王門をくぐったすぐ左に建つ
1804年(皇紀2464)文化元年の創建
<本法寺>
多宝塔(京都府指定有形文化財)
寛政年間(1789年〜1801年)の建立
<平等院>
多宝塔
1061年(皇紀1721)康平4年
藤原頼通の娘の四条宮寛子(かんし)によって建立
鳳凰堂の南東方向の宇治川べりにあったもの
<大覚寺>
心経宝塔
大沢池の畔にある
鉄筋コンクリート造多宝塔、朱塗り
1967年(皇紀2627)昭和42年
嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立された
宝塔の基壇内部に如意宝珠を納めた真珠の小塔が安置されている
宝塔内部には秘鍵大師(弘法大師)の尊像が安置されている
<永観堂>
多宝塔
境内の最も高い位置に建てられている
上部は円形、下部は方形の二重塔
五重塔のように、屋根に伸びる心柱に九輪と水煙が付いている珍しいもの
<延暦寺>
根本如法塔(横川如法塔)多宝塔
慈覚大師 円仁が、3年に渡り法華懺法、四種三昧を行い、如法塔を建立し、書写(如法写経)した法華経8巻を納めたといわれる
源信が、釈迦如来、多宝如来を祀り、法華経1000部を埋められた
織田信長の焼き討ちにより焼失する
1925年(皇紀2585)大正14年
現在の建物が、実業家 山口玄洞により再建される
<近衛天皇安楽寿院南陵>
安楽寿院の南にある
二層の多宝塔が立っている
1157年(皇紀1817)保元2年
鳥羽上皇の中宮 美福門院のために建立される
1163年(皇紀1823)長寛元年
近衛天皇が改葬される
豊臣秀頼によって再建される