都名所図会(みやこめいしょずえ)は、京都の神社仏閣や名所旧跡を、中心部、洛東、洛西、洛南、洛北の順に、
簡潔な文章と、鳥瞰図・風俗図など挿絵入りで紹介されベストセラーとなったガイドブック
これまでの地誌は「道中記」として読み物であり、挿絵が入ったガイドブックとしては初めてのもの
造本や版面、挿絵の様式は、この後、「江戸名所図会」「摂津名所図会」など各地方の名所図会に受け継がれた
名所の解説は「上御霊社」から始まっている
<拾遺都名所図会(しゅういみやこめいしょずえ)>
1787年(皇紀2447)天明7年秋
「都名所図会」の後編として刊行される
本文は、俳諧師 秋里籬島が記している
図版は、大坂の絵師 竹原春朝斎が描いた墨摺五冊本