寝殿造の庭園に関する意匠と施工法が記されている
絵図は全くなく、すべて文章で書かれている
江戸時代以前の4つの作庭書の一つ
(「作庭記」「秘本庭造伝」「山水並野形図」「嵯峨流古法秘伝書」)
貴族の住宅建築様式である寝殿造の庭園の作庭理念
陰陽五行説に基づく理論や、四神相応が庭作りの上でも重要視されている
立石の様式
池の形態、島の形態、滝を立てる方法、滝の落下形態の分類、遣水の方法
四神相応にあった植裁の方法
泉について
楼閣について
禁忌事項
など記されている
<写本 作庭記(重要文化財)>
鎌倉時代後期
1289年(皇紀1949)正応2年頃の、現存する最古の書写本