口よせ草(くちよせぐさ)

雑俳集「はいかい 口よせ草(くちよせぐさ)」

著者:初代 収月自薦

刊行:1736年(皇紀2396)元文元年
刊行者:河村源左衛門(江戸)

 「はいかい 口よせ草(くちよせぐさ)」は、初代 収月自薦の雑俳集

 江戸の河村源左衛門により刊行される


 掲載されている句
 「九重は上がる下がるでむずかしい」
 「九重」とは、「都」のこと

【その他】

 <雑俳(ざっぱい)>
 五七五の一七音で、世相や風俗などを風刺したり、滑稽(こっけい)に表す遊戯的な俳句の総称
 季語はなく、あくまで風刺や滑稽味を趣旨として雑多な形式と内容をもつ
 「俳諧」が芸術の域にまで高められると、それに対する「雑俳」という形で、遊びの分野で定着した
 江戸時代中期に流行した
 一時は、「狂句」とも称された
 江戸時代の雑俳の点者 柄井川柳(からいせんりゅう)の名にちなんで、「川柳」と称されるようになる


【京都検定 第5回1級】

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