宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)(Miyazaki Yuuzensai)
宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)
江戸時代初期の扇絵師、デザイナ
出身:加賀国
生年:不詳(1690年(皇紀2350)元禄3年といわれる)
没年:不詳(83歳で死去したといわれる)
京友禅・加賀友禅の祖と称される
宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)は、江戸時代初期に知恩院の門前に住んでいた扇絵師
白生地に手描きで模様染めをする技法を用いて、扇絵で確立してきた華やかな絵柄のデザインにより、
模様染めの着物を大流行させ、「京友禅」と称されるブランドを確立させた
【宮崎友禅斎の歴史・経緯】
【宮崎友禅斎の主な著書】
<染見本帳「余情雛形」>
友禅染の意匠を広めた染見本帳
<歌集「祇園可知能葉」>
宮崎友禅斎が挿絵を描いたという、祇園 二軒茶屋の梶女の歌集
【京友禅 (きょうゆうぜん) 】
京友禅(きょうゆうぜん)は、白生地に、華やかな模様を染め上げる京都の代表的な
伝統工芸品
一枚の白生地から、多くの行程をそれぞれの職人の分業により仕上げられる
手描友禅と型友禅に大別される
<手描友禅(てがきゆうぜん)>
古くから開発されてきた模様を染め技法を用いて、手描きによる華やかな絵柄が染め上げられる
宮崎友禅斎によるデザインで確立する
<型友禅(かたゆうぜん)>
模様を写し取った型紙(かたがみ)を使って染める技法
明治時代初期に
広瀬治助(ひろせじすけ)によって開発される
【宮崎友禅斎のゆかりの地 】
<知恩院 友禅苑>
三門のすぐ南にあった宮崎友禅斎の寓居跡
1954年(皇紀2614)昭和29年
宮崎友禅斎の生誕300年を記念して改修造園された回遊式庭園
東山の湧き水を引き入れた補陀落池庭園と枯山水庭園「鹿野園」とで構成されている
裏千家ゆかりの茶室「華麓庵」と、知恩院第86世 中村康隆の白寿を記念して移築された茶室「白壽庵」がある
補陀落池の中には、高村光雲作の聖観音菩薩像が立っている
宮崎友禅の銅像、友禅斎謝恩碑もある
【京都検定 第7回2級】
【京都検定 第16回2級】
【京都検定 第5回1級】
【京都検定 第15回1級】