京都は、竹の産地として風土条件に恵まれ「竹の都」といわれる
孟宗竹(もうそうちく)、真竹(まだけ)、破竹(はちく)など種類も豊富にある
京都御所の清凉殿の呉竹(くれたけ)、河竹(かわたけ)
京竹工芸では、京都西山や嵯峨野を中心に栽培・加工される京銘竹を用い、竹自身の持ち味がそのまま生かされる
京銘竹は、滑沢で強く、弾力性にもすぐれて、乾湿にも歪みがこない特徴がある
<京簾>
高級品の「御簾(みす)」は京都だけで生産されている
神社、寺院、高級旅館、高級料亭では、数百本の竹のヒゴを模様編みされ、縁には金襴、西陣織織地などで飾られる
六角形の亀甲紋編(きっこうもんあみ)は機械化が困難で、すべて手編みされる
西山を中心に栽培・加工される京銘竹は、滑沢で強く、弾力性にもすぐれて、乾湿にも歪みがこない特徴がある
<京簾>
原竹
竹切り:一定の長さに切る
外皮取り
大割
中割
小割
すがつくり:4・5本づつ糸でくくっていく
先付け:先を細く削る
ひご板通し
編み
仕上げ
<籠編>
原竹
大割
中割
小割
へぎ:竹の皮と身を分ける
幅決め
厚みそろえ
面取り
編組
縁かがり
仕上げ