京表具(きょうひょうぐ)は、布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物・掛軸・屏風・襖・衝立・額・画帖など
これらを仕立てることも「表具」と称する
「表装(ひょうそう)」とも称される
<掛軸・巻物など>
書画本体である本紙や、布地の裏に糊で紙を貼って補強し、
その部分を接ぎ合わした上で、さらに全体を総裏打ちされる
<襖(ふすま)・屏風(びょうぶ)・衝立(ついたて)など>
骨格の上に下張り、張り、上張りの順に糊で紙を貼り重ね、最後に外枠がはめ込まれる
<表具師>
掛軸・額・屏風・襖絵などを表装する者
襖の新調、張替、障子貼りなども行う
<経師>
経典・和本などを表装する者
<千家十職>
茶道に関わりの深い10の職業
表具師 奥村吉兵衛
<三大表具>
京表具・江戸表具・金沢表具
<波気都歌(刷毛塚)>
南禅寺の境内の水路閣の西側にある供養塚
表具などに使われる刷毛と、刷毛の毛に使われる動物の恩恵に感謝し、供養するために建立される