京石工芸品は、仏教や茶道から深い影響を受け、
手づくりの高い石工技術と、鋭い美的感覚が養われ、
石仏、石灯籠、石鳥居、手水鉢、層塔(そとう)、鉢物、臼石、彫刻物など
様々な製品が生み出されている
石工工具の製作や手入れなどの優れた鍛造技術を持つ
他の伝統工芸品においては、工程が細かく分業されるのに対して、
1人の石工(いしく)により、全ての工程を手がけられる
京都では、比叡山山麓や、北白川の里から「白川石」などの良質の花崗岩(かこうがん)が切り出され、材料にも恵まれていた
大きく、「原石加工」「成形」「彫刻」「仕上げ」という工程に分けられる
<嵐山花灯路>
京焼・清水焼、京銘竹、北山杉磨丸太、京石工芸の露地行灯が、約5.2kmの散策路が演出されていた
<東山花灯路>
京焼・清水焼、京銘竹、北山杉磨丸太、京石工芸、金属工芸の5種類の露地行灯約2,400基が、
東山山麓の、北は青蓮院から知恩院、円山公園、八坂神社を通って南は清水寺までの散策路約4.6kmに設置されていた