<神具(しんぐ)>
神社を飾る品や、祭事に使われる道具
神殿、狛犬(こまいぬ)や神輿(みこし)、鉾、錦旗などの飾り物や、
三宝(さんぽう)や絵馬(えま)、破魔矢(はまや)など
神鏡(しんきょう)、神鈴(しんれい)、神額なども含まれる
<祭礼>
鉦(かね)、太鼓、笛、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)など雅楽関連品もある
<装束(しょうぞく)>
神官が着る衣装、冠、烏帽子、巫女の神楽衣装(かぐらいしょう)、裃(かみしも)
神職は、狩衣、浄衣が通常において着用される
祭事には、束帯、衣冠が着けられる
束帯は、正式な朝服だった
衣冠は、宿直の際などに用いる略服であった
平安時代から
京都では、国家安泰、鎮護国家の祈願のため、神社における祭事が盛んに行われ、
それらの神具や衣装をつくる工芸が、発展する
現在も、京都では、全国生産の85%を占める
種類は多様であり、少量生産、
大部分が手作りで、専門家を多数必要とされる
装束、神輿、鉾、錦旗などの飾り物は、ほとんどが西陣の錦綾や金襴などにより作られている
<神祇型摺込技法(じんぎがたすりこみぎほう)>
全国の神社の神紋(しんもん)を型染めする技法
京都にのみ伝わる
<御装束司(みそうぞくし)>
朝廷の儀式や、天皇の行幸のときに、その衣装や設備の設営を担当する役人
山川友一装束店(京都市上京区烏丸通出水上ル桜鶴圓町)
御装束司の名跡
著者「御神幸行列次第」など