京つげぐし(Kyo Tsugegushi)

京つげぐし(きょうつげぐし)は、伝統的な有職の技にのっとって黄楊(つげ)から作られる櫛(くし)

髪の通りがよく、静電気が起こらず、髪を美しくするといわれる

原木の選定・燻蒸・乾燥・板締・歯挽・成型などの工程がある

京都市の伝統産業の一つ

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京つげぐし】

 <京つげぐし>
 髪の通りがよく、静電気が起こらず、髪を美しくするといわれる
 主に、鹿児島の薩摩黄楊(さつまつげ)から伝統的な有職の技にのとって作られ、
 木賊(とくさ)や椋葉(むくのは)で磨きあげ、苧造(うづく)で艶出しをされる

 油をつけて手入れしながらつかえば長持ちする

【つげぐしの種類】

 <とき櫛>
 <すき櫛>
 <鬢出(びんだし)(深歯)>
 <なぎなた>
 <はまぐり>
 <筋立て>
 <へら付筋立て>
 <元六(げんろく)>
 <元結とおし(もとゆいとおし)>
 <丁髷櫛(ちょんまげくし)>

【製造工程】

 主に、鹿児島の薩摩黄楊(さつまつげ)から伝統的な有職の技にのとって作られ、
 一本一本、歯が削り出され、
 木賊(とくさ)や椋葉(むくのは)で磨きあげ、苧造(うづく)で艶出しをされる

 <木材の準備>
 <板締め>
 <燻蒸(くんじょう)>
 <歯挽き(はびき)>
 <歯摺り(はずり)>
 <研磨>
 <仕上げ>
 <彫り>

【その他】

 <櫛屋の屋号>
 江戸時代から、「く」「し」を足しあわせて13になることから「十三」を含む屋号が多く名乗られた
 唐櫛を扱うお店では、10足して「二十三」を含む屋号などもある

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