京葛籠(きょうつづら)

京葛籠(きょうつづら)は、京都で作られた葛籠

葛籠は、竹を割り剥ぎ、籠を編み、角にかやを張り、和紙を張り、漆を施して仕上げた箱型

京葛籠は通気性があり、葛籠の表面に塗られている漆や柿渋により、抗菌、防虫、防腐作用があるのが特徴

婚礼用の衣装籠、茶道具用籠、呉服用籠、衣装箱、小物入れ、ワインケースなどに用いられる

何代に渡っても使える一生ものとされる

京都市の伝統産業の一つ

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京葛籠の歴史・経緯】


【京葛籠】

 京葛籠は通気性があり、葛籠の表面に塗られている漆や柿渋により、抗菌、防虫、防腐作用があるのが特徴

 婚礼用の衣装籠、茶道具用籠、呉服用籠、衣装箱、小物入れ、ワインケースなどに用いられる

 軽さや耐久性だけではなく、デザイン性にも凝って製作されている

 サイズ、中蓋の有無、漆の色を選んでだり、名前の刻印なども注文することも可能になっている

【京葛籠の製作工程】

 細かい工程も含めると25工程ほどあるとされる

 竹を剥ぐ
 割った竹を剥ぎ、適当な厚みに整えられる

 削り出し
 一定サイズに整えた竹を同じ厚みになるよう削る

 組み上げ
 同じサイズになった材料を火で炙り、角になる部分を曲げて四つ目編みしていく

 和紙貼付け
 内面、外面を補強するために和紙を貼り付け強度をつける

 デザイン
 漆と混ぜた染料によりデザインされる
 赤色、黒色が主流となっている

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