京葛籠は通気性があり、葛籠の表面に塗られている漆や柿渋により、抗菌、防虫、防腐作用があるのが特徴
婚礼用の衣装籠、茶道具用籠、呉服用籠、衣装箱、小物入れ、ワインケースなどに用いられる
軽さや耐久性だけではなく、デザイン性にも凝って製作されている
サイズ、中蓋の有無、漆の色を選んでだり、名前の刻印なども注文することも可能になっている
細かい工程も含めると25工程ほどあるとされる
竹を剥ぐ
割った竹を剥ぎ、適当な厚みに整えられる
削り出し
一定サイズに整えた竹を同じ厚みになるよう削る
組み上げ
同じサイズになった材料を火で炙り、角になる部分を曲げて四つ目編みしていく
和紙貼付け
内面、外面を補強するために和紙を貼り付け強度をつける
デザイン
漆と混ぜた染料によりデザインされる
赤色、黒色が主流となっている